みなさんはアクリル糸にどんな印象をお持ちでしょうか?
私がマットの製造販売に携わるようになった当初の
アクリル糸への率直な印象は、、、
ザ・合成繊維。
天然でないもの=よくないもの
という印象が私には強くありました。
そもそもアクリル糸はウールを模して造られたもの。
羊さんからいただくウールの模造品。
そりゃ、絶対的に本物のウールが良い!と思い込んでいました。
でも実際にこの世界に入りアクリル糸の製品を扱っていくうちに
アクリル素材の優秀な面をたくさん知ることになるわけです。
もちろんウールでないとダメ!ということも多々あります。
しかしその反面、ウールよりアクリルの方があってるね、ということもある。
そのひとつが水廻りのマット製品だと思います。
使い勝手や使い心地の良い水廻りマットのための絶対条件・・・
というものがいくつかあり
それらをカバーできる繊維のひとつがアクリル糸です。
よい水廻りマットの条件その1 ✔ 洗える
よい水廻りマットの条件その2 ✔ 速乾性
よい水廻りマットの条件その3 ✔ 強い
条件その1 ✔ 洗える
合成繊維であるアクリル糸は水濡れに強いので洗濯が可能です。
当店の商品もすべて洗濯機でお洗濯していただけます。
摩擦による毛玉はできやすいので洗濯ネットに入れることは必須です。
条件その2 ✔ 速乾性
アクリルは吸水、吸湿性に劣っているという欠点があります。
これは欠点ではありますが、逆にいうとはっ水性に富んでいるともいえます。
水分、湿気を含みずらい分、速乾性の高さはピカイチ。
洗濯する機会が多い水廻りマットには
乾きの早いアクリル素材が適しているといえますね。
条件3 ✔ 強い
アクリル糸は強度、耐久性に富んでいます。
また日光に対しての退色性も高いという特徴もあります。
もうひとつ、天然素材であるウールとは違い虫食いの心配もありません。
そして発色が良いため、期待する色に染色することが可能となり
製品をつくる上でさまざまな表現が広がることも
マット製作にアクリル糸を使う大きな理由です。
また、アクリル糸の特徴である「 洗える 」「 速乾 」「 強度 」に加え
ふっくらとした風合いがある「 保温性 」は他の素材では類をみない優れた点であり
水廻りマットには最適な素材であるといえるでしょう。
ヤスダ