私たちについて
マット専門店 織人しきもの屋工房は
古くより織物産地として栄えた
大阪は堺で2001年に開店しました。
時はネットショッピングの創生期。
インターネットでマットなんか買う人いるのん?
という大きな疑問を抱きながら
この世界に飛び込みました。
インターネット?
なにそれ・・・?
正体不明のわけのわからない
道具を使って商売をする?
ん?大丈夫
文字通り ???だらけの
船出でございました。
![](https://img20.shop-pro.jp/PA01250/007/etc/%BF%A5%BF%CD%BB%E5.png?cmsp_timestamp=20220712102024)
社長は製造業の一人息子。
妻である私の実家は小売り業。
この真逆な価値観を持つふたりが、
商売人の家で育ったというだけの
乏しい共通点の中
ああでもない、こうでもない
といいながら
ふと気がつけば20年。
インターネットのしきもの屋を
させていただいております。
最近時折いただくお客様からのお声で
「もう5年使ってます。」
「リピート4回目です。
マットはここでしか買いません。」
など嬉しいお声を頂戴しております。
曲がりなりにも20年。
こうして商売をさせていただいてきた
からこそのお客さまからのお声に
心底わきあがる感謝の気持ちと
これからも良い商品をお届けするぞ!
という身の引き締まる思いでございます。
![](https://img20.shop-pro.jp/PA01250/007/etc/%BF%A5%BF%CD%A4%DE%A4%F3%A4%DE%A4%EB.png?cmsp_timestamp=20220712134420)
ネットショップを始める前のお話し。
社長は時々、工場で製造した商品を持って
スーパーの前やイベント会場でマットを
売るということをしておりました。
昔でいうところの行商みたいなこと。
そういう体裁のお店なので
一般的に百貨店の店頭だと
3千円、4千円するような商品を
半額以下の値段で売るわけですね。
売る側の立場からすると、
超お買い得品。
あっという間に売れてしまうだろうと
予測していました。
しかし、
商品を手に取ったあるお客さんがひと言。
「これいいんやけど、
うちの台所にはちょっと短いわぁ。」
このお客さんのひと言で社長は悟りました。
『どんなにお買い得品でも、
サイズが合わないとお客さまの役にたてない!』
![](https://img20.shop-pro.jp/PA01250/007/etc/%BF%A5%BF%CD%A5%DF%A5%B7%A5%F3.png?cmsp_timestamp=20220712134111)
そこで社長、ひらめきました。
いつかお客さんの欲しいサイズの
マットをつくろう!
その後ほどなくして結婚。
ネットショップを始めるにあたり
私たちなりのマット改革のスタートです。
それまでのマット業界では常識だった
ロココ風な豪華な花柄はやめて
キレイな色の無地にしよう。
次にマットの周りをおおう
オーバータフト(豪華に見せる技法)
を省いてスッキリさせよう。
代わりに新しい概念である【 かたち 】
をプラスしてシンプルで若い人の感性にも
響くようなマットをつくろう!
こうしてできた商品が
My Kitchen Style と
My Toilet Styleでした。
この商品を携えて
織人しきもの屋工房 はスタートしました。
![](https://img20.shop-pro.jp/PA01250/007/etc/FP%BF%A5%BF%CD02.png?cmsp_timestamp=20220727112803)
こういう風に表現すると
キラキラした商品誕生物語・・・
みたいに聞こえるかもしれませんが
けっしてそんなものではありません。
実際には、マット企画に対してド素人の私が
” キッチンマットってなぜ無地がない "
” 花柄って一歩間違ったらおばちゃん”
” 周りのフサフサ(オーバータフト)不要”
※当時のマット業界では上記全て常識でした。
という辛辣かつ、非常識な意見を
社長は丸ごと受け止めて
そこに【 かたち 】の概念をプラスした
企画となったわけでございます。
ですのでこの商品を発売した2002年頃
無地のキッチンマットを店頭でみること
は皆無でございました。
もちろん、【 かたち 】がえらべる
キッチンマットというものも
存在しなかったし、
サイズがぴったりで1週間以内で届く
なんて商品はどこにもありませんでした。
というか、すべてを網羅している商品は
今もどこにもありませんが・・・
My Kitchen Style と
My Toilet Style は
私たちにとっては
もはやだたの商品ではなく
擬人化された命が吹き込まれた存在なのです。
でも巷でよく表現される
子どもという感じではなく、
同業者みたいな、戦友みたいな感じ。
” あなたがいたからこそ
これまでやってこれました。
ホンマにありがとう。”
という思いです。
![](https://img20.shop-pro.jp/PA01250/007/etc/%BF%A5%BF%CD%BB%E5%B4%AC%A4%AD.png?cmsp_timestamp=20220712134154)
今年でオープンから21年。
社会情勢も私生活での生活環境も
大きく変化しました。
今現在は堺を離れ、大阪泉佐野市の
関西国際空港連絡橋のたもとで営んでおります。
時間の経過と場所の移動はあっても
しきもの屋としての思いは
今も昔も変わらず、
ただただシンプルに
お客さまに喜んでいただける
商品をお届けしたい。
『このキッチンマット買ってよかった。』
『ぴったりのトイレマットって気持ちいい。』
というような、少しの快適を感じていただくことが
私たちの心からの幸せでございます。
夫婦で始めた小さなしきもの屋。
今では私たちにも負けないくらいの
熱い思いを持ったスタッフたちと共に
日々マット作りに精進しております。
これからも、これまでと変わらず
ただただお客さまに喜んでいただける
商品を大阪よりお届けし続けます。
![](https://img20.shop-pro.jp/PA01250/007/etc/FP%BF%A5%BF%CD.png?cmsp_timestamp=20220727093638)
マット専門店 織人しきもの屋工房
安田 ゆう子